US OPEN(US OPEN SNOWBOARDING CHAMPIONSHIPS)は、
スノーボードという共通言語をもつ人なら、
人種、性別、年齢、世代に関わらずリスペクトされる、
権威のあるイベントだ。
その大会でカズが優勝をした。
オリンピックではなく、US OPEN。
平和の祈り、国家威信をかけた祭典がオリンピックとするならば、
スノーボーダーがスノーボーダーの為にやる祭典が US OPEN。
例えば、ゴルフで言ったらマスターズで優勝。
野球で言ったらワールドベースボールクラシックで優勝。
これと同等のランクの世界大会でカズが優勝した。
日本人の可能性を世に知らしめた。
回転数、難易度、高さを競うのがオリンピックなら
さらにスノーボードのもつスタイルが最重要視されるのが US OPEN。
FS900、BSマック、FS1080、CAB1080、ダブルコークが彼のルーティーン。
2位のルイ・ヴィトーが、ダブルづくしで攻めてきても、スノーボードの
スタイリッシュという、人を魅了する部分がカズには及ばなかった。
カズの最初のヒットのFS900。どこを切り出しても、その高さ、グラブの仕方、
体の捻れなど、安定感も含めスノーボーダーをうならせるスタイルがでていた。
正装が正しくあるべきなのがオリンピックなら、
盛装も正装もよしとされるのが USOPEN。
オリンピックはその表の目的とは裏腹に、国家、政治、権力、等もうごめく。
そんなの選手に分かるはずがない。
今回の盛装からのルーティンは、オリンピックのジャッジには受け入れられなかった
しかし次回は、その辺も考慮した完璧なルーティンをもってくると信じている。
さてオリンピックの事を悪くいっているように聞こえるかもしれないが、
そうではなく、むしろ未来のスノーボーダーにとってもよい事だと思っている。
例えは、そのスポーツの選択肢の一つとしてのゴールがはっきり見えたり、
国家規模の感動提供としても最高の舞台なのは疑う余地もない。
ただこの2つは、異なるルーツが存在し、ルールも異なるという事だ。
先人のスノーボーダーも感じているし、そう行動し使い分けている。

さて話を冒頭に戻そう
スノーボーダーの歴史ある祭典で世界の頂点に立った最初の日本人
國母和宏
スノーボーダーに感動をありがとう。
日本のスノーボード史に新しい1ページを切り開いてくれてありがとう。
